PDAという言葉さえ過去のものですが、当時はPDAと言ったらZaurus(ザウルス)でした。

私のモバイル歴史の最初のガジェットです。

その相談窓口が3月31日で終了とのことです。
まだやっていたことに驚きましたが、公式の告知はここです。

ペンが付属して液晶が感圧式というのが時代を感じます。
また、辞書を標準で同封していて電子辞書としても使えました。

MIシリーズは独自OS、SLシリーズはLinuxベースだったかと思います。
特にSLシリーズはLinuxという特性からかなり「遊べる」PDAだった気がします。

私はMI-310、MI-E1、SL-C760というのを持っています。

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●MI-310

なんと単3電池2本で動作します。
ケースも専用のものを購入して大事に使っていました。
確か学生のころに買ったと思います。

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液晶は反射型でフロントライト無しで使用できます。

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モジュラージャックを直接つなげて通信が可能です。
携帯電話が普及して家庭用電話を持ってない人がいるのでモジュラージャックって何?っていう人もいそうですね。
昔は公衆電話についていてそこで通信をしていました。

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●MI-E1

これは縦型でなんとスライドするとキーボードが現れます。
幅81.5mm×高さ139.5mm×厚さ17mm 200gです。

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今でも十分通用する使いやすいキーボードだと思います。

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なんかコラムスを買っていたようです。

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他にもゼビウスやギャラクシアンも買っていたようですが、正直操作はしづらいです(笑)

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ちなみにCFカードが入っていたのですがサイズはなんと16MBです。ギガじゃないです。

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●SL-C760

これは小さいノートパソコンみたいな形です。
幅120mm×高さ83mm×厚さ18.6mm 225gです。
CPUはIntelのXScaleというものです。
メモリは驚きました。64MBです。ギガじゃないですよ(笑)
ユーザーエリアが30MBくらいなので34MBにOSとアプリが入っていることになります。
これってすごい事ですよね。

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液晶は透過型でバックライトになりました。
OSはLinuxベースでスクリプトを改造したりカスタムOSを入れたりできました。
今となってはどんなカスタマイズをしていたか覚えていないのですが、ホームボタンなどを押したらポップアップメニューが表示されました。何かいじったのでしょう(笑)

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液晶は回転させて戻すことで今で言うタブレットスタイルになります。

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NTT DoCoMoのP-in Free 2PWLというのを使用していたようでセットされたままになっていました。
これ1枚でPHSによる通信と無線LANを使用できました。

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正直、現在でも十分通用するハードだと思います。

このハードで中身をAndroidにしたら買ってしまうかも。

開発陣の皆さん、お疲れ様でした。

(補足)
MI-310とSL-C760は充電が必要なのですが、手元に専用のACアダプタが無かったのでPSPのアダプタでやったら充電できました。(もちろん保証外ですが)