Windows10 Home バージョン1809 を使用していたのですが2020年4月14日にサポートが終了するためバージョン1903にアップデートしなくてはいけないようです。

9月くらいからWindows Updateでアップデートの準備ができたと通知が来ていたので更新しているのですが毎回失敗しています。再起動後にブルースクリーンになり、1809に戻されてしまいます。失敗した時の復帰については完璧なのが唯一の救いではあるのですがそろそろ原因を調査しなくてはダメですね。

今回、対象のPCは「ASUS M80CJ」という2017年製のものです。なお、ほかにも自作PC、マイクロソフトのSurface Pro 3については問題なくアップデートできています。

対策1:ストレージを外す

困った時のGoogle先生、しかし情報が殆どありません。そんな中でUSBにストレージが接続されているとエラーになる報告がありました。私は外付けとしてSSDをケースに入れて接続していました。これはビンゴか!?と思い、外してからアップデートを試みました。

結果は、変わらずでした・・・

対策2:エラー情報から対策方法を探す

Google先生ではダメでしたので次はエラーログから何かわからないか調べてみます。それにはまずどこかにエラー情報が残っていないか探すところから始めました。システムログにはありません。調べてみると以下の場所にあることが分かりました。

WindowsUpdateを行うと「C:\$WINDOWS~BT\Sources\Rollback」というフォルダが作成されるのでその中にある「setupmem.dmp」というのが目的のファイルです。このファイルは特殊の形式なので専用のソフトが必要です。マイクロソフトが適用しているのですが、今はMicrosoft Storeで提供されているんですね。

「ArcSec.sys」というファイル名ですがこれは「ArcSoft TotalMedia Record」というDVD/BDの書き込みソフトです。これを見た瞬間に「怪しい!」と思いました。というのも以前同じようなマルチメディア系ソフトで似たようにエラーが頻発したことがあったからです。(参考→[Windows 10] 大型アップデート適用後にブルースクリーンが頻発!?対応策は?)

早速アンインストールしたのですが、ダメでした。というかアンインストールだけではダメでした、というのが正解です。ArcSec.sysがまだ残っていました。しかも何か起動中のようで削除できません。

Startの値を1(システム)から4(無効)に変更します。

パソコンを再起動して再度ArcSec.sysを削除したら無事消えました。

そして、Windows Updateを実行。

結果は・・・大成功!!

長かったWindows Updateとの戦いが終わりました。毎度のことですがWindows Updateは問題が起きると解決するのが大変です。

補足

DVD/BDが焼けないとバックアップ出来ないので困るのでダメを承知で「ArcSoft TotalMedia Record」をインストールしたのですが、問題なく動作しています。よく分かりませんが動作してくれた方がいいので深く考えないことにします。