私はメインPCの他に何台かPCを持っているのですが、全ての端末がディスプレイに接続されている訳ではありません。
使用したい時だけ電源ONしてリモート接続をしたいのですが、全ての端末にWindows 10 Pro などのリモートデスクトップのホストにできるOSが入っている訳ではありません。
そういったOSをリモートで操作したい場合は、「TeamViewer」などのソフトを使用するのが一般的かと思います。
今回は前に購入したスティック型PC「DG-STK1」にRDPラッパーというのツールを使用してみようと思います。これはクライアント側に追加でソフトをインストールする必要がなく、標準のリモートデスクトップ接続で行えるのが便利です。
GitHubからRDP Wrapper Libraryをダウンロードします。今日時点ではバージョンは1.6が最新です。
ZIPファイルを解凍して任意の場所に置きます。
・RDPCheck.exe
・RDPConf.exe
・RDPWInst.exe
・install.bat
・update.bat
・uninstall.bat
という6本のファイルが解凍されます。
「RDPWInst.exe」に引数を与えて実行する事でインストールなどを行えるようですが、バッチファイルを実行する事でも可能です。
まず、「install.bat」を管理者権限で実行します。コマンドプロンプトの画面が表示されます。
続いて「update.bat」も実行します。
これでインストールは終了です。
「RDPConf.exe」を実行するとListener stateがListeningになっていれば正常に待機状態になっていますのでクライアントから接続してみましょう。
ポートの変更もできますが変更する場合はWindows 10側のファイアウォールの設定の変更が必要です。またクライアントからも毎回ポートの指定が必要になりますので、自宅で使用する場合は特に変更する必要はないかと思います。
もし、インターネット越しに外から接続したい場合は必ずポートの変更をした方がいいでしょう。
スティック型PCなどではOSでProを選択できない場合が殆どですが、この方法でリモート接続できたのでHomeでもそこまで不便に感じなくなりました。